セカンドホーム
メキシコ、オリサバという町。
僕はかなりのレビュー信者で、いつも行く先のレストランやホステルのレビューとコメントを必ずチェックする。
今回のホステルも見た感じ評判が良かったので楽しみにしていた。
でも想像以上だった。
迎えてくれたのがこちらの夫婦。
着いてからすぐにずっと話が弾んで、街を見て回ろうと思ってたのに夜まで話し続けた。
もう家みたいにリラックスしていた。
話を聞くとコロナの影響でずっと閉めていて、つい先週再開したとのこと。
僕が唯一のゲストだった。
日本のことも興味津々でいろいろ聞いてくれるし、僕もメキシコのことが大好きだからいろいろ聞くし、一緒に料理したり、ゲームしたり、どこにも行かなくてもずっと楽しめた。
ご飯も一緒に食べるし、お孫さんが日本のことが好きだから会いにきてくれたり、息子さんからもFacebookでメッセージが来たり、もう家族ぐるみの付き合いみたい。本当の家族みたい。ホステルに泊まっているということをすっかり忘れていた。むしろホームステイをしている感じ。こんなホステル初めてだった。
自分の第二の故郷を見つけること。自分のホームを見つけること。僕の旅の目的はこれに尽きるんじゃないかなって気がした。自分の国以外でこんなにも居心地よく安心して過ごせること。こんなにも幸せなことはない。ずっとこのまま長居できそうだったから、逆に早めに去る事にした。まだまだ行きたいところがあるから。
いくら旅が楽しくたって、精神的にも肉体的にも疲れは何かとたまっていく。でもそんな時こんな場所を見つけると体も心もチャージされて、また旅を続けるエネルギーをもらえる。また帰る場所を見つけられたことを幸せに思う。
最後に「日本に行ったら絶対使えるよ」と言って、大事な日本語を教えといた。
Meccha onaka suita