アメリカ人
アメリカに来て気づいた大きな文化の違いの一つが
世間話。
アメリカ人はよく喋る。誰とでも喋る。
スーパーのレジの人と、レジで並んでる後ろの人と、散歩中に会った人と。
空港で飛行機を待っている時、一人の青年の隣にその母親くらいの年齢であろう女性が座った。青年が「そのカバンいいですね」って言ったらそこから話がどんどん膨らみ結局一時間くらいは話していた。
僕がスーパーで買い物していたら、同じ商品棚を見ていたおじさんが「妻に頼まれた買い物のリストがあるんだけど、ここにある商品は種類が多すぎてどれが妻の欲しいものなのかわからないよ、ハハハ。」
アメリカ人の友人とレストランに行った時、彼が店員さんに「どれくらい働いてるの?出身は?どうしてここに引っ越してきたの?」などの質問を気兼ねなくしていて、店員さんも自分のことを包み隠さず話していたのを聞いて、なんかいいなって思った。
話は変わるけど、
ニューヨークに行った時、通行人に道を尋ねられた。しかも二回も。
人種の坩堝と言われるアメリカ。アジア人だろうと誰でも地元の人になりうるんだなって実感した時だった。ニューヨーカーになった気がしてちょっといい気分だった。
いろんな人がいるから誰もジャッジしないし、素のままの自分自身でいられる。個性も多様性として受け入れられる。垣根なく誰にでも声をかけられる。
そんなアメリカが僕は好きだ。