クレイジー
長距離バスでの移動中。
通路を挟んで1人の男が映画を見ながらめちゃ騒いでた。たぶん映画にいろいろつっこみ入れたり大袈裟なくらいリアクションしてた。
ほぼ酔っ払ってるくらいのテンションで。
実際酔っ払ってた。
うるさいなーって思いながらイヤホンで耳塞いでたら
自分にも絡んできた。あんまり関わりたくなかったから適当に流してたけど、それでも絡んでくるから、仲良くなってみた。
そしたらそんなにウザくなくなった。
その男の後ろにも母親と息子と思われる別の乗客もいて、その人たちにも男は絡んでいた。でもその2人も男に対して意外と感じよく接していて、一緒に笑って話したりしてた。なんかちょっと感動した。
これも一種のカルチャーショックというか、
明らかに迷惑に思われるような人と、拒絶することなく、たとえ上っ面でも仲良く会話できるなんてすごいなって単純に思った。
しまいにはみんなで一緒に写真を撮った。
もちろんその男の行動は決して褒められるものではないかもしれないけれど、自分単位で考えたら、その場をより不快でなく心地よい時間を過ごすには、長いものに巻かれるじゃないけど、その場しのぎの対応も必要なのかなって。
赤の他人の行動ってちょっとしたことでイラッとしたりするけど、ちょっと話して知り合いになると不思議とあんまり気にならなくなる。
ちなみにその男とはバス降りた後の目的地も近かったのでしばらく一緒に行動した。