ハグアンドピース

旅しながら思うことを徒然なるままに。

LCCなんて

この前チェックインのとき飛行機のチケットをプリントアウトしてなかっただけで1000円くらい取られた。紙切れ一枚の為に。

今回は取られてたまるかと思ってちゃんとプリントして持ってったら、機内への持ち込み荷物が2個ってことで3000円くらい取られた。チケット代の半分くらいするし。

LCCって会社によっていろんなルールがあって、なかなか細かくて乗客から金をくすね取るような意地悪な印象を抱かずにはいられない。まぁ自分の注意不足といえばそれまでだが。細かい注意書きを隈なくチェックしないと向こうが仕掛けたトラップに引っかかってしまう。

悔しい。バスとそんなに値段変わらなかったからよしと思って買ったのに…
これもまた小さな学び。今度こそは無駄なお金払わずに乗ってやる。

そんなこんなでクスコ到着。

リマ

警官がめちゃいる。

あちこちにずらーっと。

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守られてる安心感よりそんなにこの地域危ないの?っていう不安の方が強い。


6年前に見た景色。特に思い入れのある場所ではないけれど、この遠い国でまた同じ景色を見ることが出来たのは何か感慨深いものがあった。

でもこの辺りは治安が悪そう。f:id:organicboy:20180617013458j:plain

なんか危険な空気は肌で感じる。常に誰かに狙われてるような。自然と競歩並みの早足になって、落ち着かなかった。普段ガードが緩めな自分もこの時はなんか緊張してた。

ただ少しスリルを求めている自分がいるのも事実。でも安全な地域に戻ってきたときの安心感は余計に大きかった。生きてることに感謝できた。

今のところ何も盗られてないし、とりあえず無事に旅を続けています。でも気は抜かずに最後まで命と財布とパスポートは守り抜く。

ともだち

ペルー人の友達。

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その国の人と知り合いになるまで、その国って自分の中で架空の国のような存在でしかない。

たとえばこれから行くボリビアとかだって一度もボリビア人に会ったことないし、ましてや足を踏み入れたこともないから、想像もつかないし、イメージさえない。


そして未だに違う国の人が同じ言葉を喋ってるのが不思議にちょっと思う。南米はほとんどスペイン語だし、国境を越えても同じ言葉が続く。アクセントとかの違いはあるけど。


日本から出てもまだ日本語を喋る国があったら…と想像してみる。なんか変な感じ。

言葉が同じだとある程度振る舞いとか気遣いとか性格とかも似てるんだろうなー。


たまに自分が日本人って言っても相手に何語喋るの?中国語?って聞かれたりするから、遠い国の人からみたら日本も中国も同じようなもんなんだろうなと気づかされる。


世界は広いなぁ。

流れに乗って

アルゼンチン人三人と共に車で旅。
ペルーへ下って行くけど一緒に来る?って誘ってくれて自分もちょうど行くつもりだったから迷わずOKした。

彼らはそこまで英語が上手じゃないし、自分もそんなにスペイン語が上手じゃない。こういう時いつもスペイン語がしゃべれたらなぁって悔しくさえ思う。この悔しさが勉強のモチベーションになる。f:id:organicboy:20180613204031j:plain
世界に言語が一つしかなかったらいいのになぁ、そしたら世界中の人ともすぐに分かり合えるのにって思う時がある。

と同時に分からない部分があるから楽って思うときもふとある。不思議と。言葉も違うから文化も違って当然だし、しょうがないってすぐに受け入れることができる気がする。

あと言語を学ぶのが好きだから、その楽しみを奪ってしまうからやっぱりいろんな言語があったほうが楽しいやってなる。

言ってることもコロコロ変わるし、時間だって適当なんだけど、そんな彼らが愛おしくもある。ある国の人と仲良くなると、その国に行ってもっと深く知りたいって思う。

早くアルゼンチン行きたいな。

クレイジー

長距離バスでの移動中。

通路を挟んで1人の男が映画を見ながらめちゃ騒いでた。たぶん映画にいろいろつっこみ入れたり大袈裟なくらいリアクションしてた。

ほぼ酔っ払ってるくらいのテンションで。

実際酔っ払ってた。

うるさいなーって思いながらイヤホンで耳塞いでたら

自分にも絡んできた。あんまり関わりたくなかったから適当に流してたけど、それでも絡んでくるから、仲良くなってみた。

そしたらそんなにウザくなくなった。


その男の後ろにも母親と息子と思われる別の乗客もいて、その人たちにも男は絡んでいた。でもその2人も男に対して意外と感じよく接していて、一緒に笑って話したりしてた。なんかちょっと感動した。

これも一種のカルチャーショックというか、

明らかに迷惑に思われるような人と、拒絶することなく、たとえ上っ面でも仲良く会話できるなんてすごいなって単純に思った。

しまいにはみんなで一緒に写真を撮った。


もちろんその男の行動は決して褒められるものではないかもしれないけれど、自分単位で考えたら、その場をより不快でなく心地よい時間を過ごすには、長いものに巻かれるじゃないけど、その場しのぎの対応も必要なのかなって。


赤の他人の行動ってちょっとしたことでイラッとしたりするけど、ちょっと話して知り合いになると不思議とあんまり気にならなくなる。


ちなみにその男とはバス降りた後の目的地も近かったのでしばらく一緒に行動した。



格闘

エクアドルモンタニータ。


野犬がめちゃくちゃ多い。

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ずっと吠えて付いてくるけど、無視して歩き続けたらついに足を噛まれた。めちゃ痛かった。怖くなって走って逃げた。そしたらこけた。それでも走り続けた。


友達にその話をしたら、こっちが威嚇してやればいいとのこと。


ホントにそこらじゅうにいるから試すチャンスはすぐやってきて、吠えながら近づいてきた犬に拳を翳して襲うフリをしたら、怯んで後退りしていった。効果覿面。これでもう大丈夫。

また経験値が上がった。


でもこの事件のせいでずっと犬派だったのに猫派に変わりそう。そもそも動物は好きじゃないけど。

ちょっと前の話

コロンビアにて。

現地の人と友達になって、家に招待してもらった。4.5日滞在した後、もうすぐお別れだねなんて話していたら、友達が泣き出した。


今まで友達と別れるとき辛かったことはないの?って聞かれた。その質問が妙にグサっと来た。彼の目には、感情の鈍い人間に映ってしまったのかなって、一瞬思って。

寂しさの温度差はあるにしろ、自分だって悲しいけど、旅という性質上出会いと別れを多く繰り返すたびに、別れに慣れてしまったのかなって。でもそれは決して感情が無いとかではなくて、また出会えることを知っているから別れが辛くなくなっただけだと思ってる。旅をしていくには精神的な強さだって必要だ。泣いてばかりじゃいられない。


涙を堪えた数だって強くなれるんだ。